避妊・去勢手術
避妊・去勢手術についてじっくり考える
避妊・去勢手術をするかしないかは、多くの飼い主が一度は考え悩むテーマではないでしょうか。
「自然のままにまかせるのが一番」
「健康な体にメスを入れるのはかわいそう」
「オスだから子どもも生まれないし関係ない」
と手術に抵抗感をもつ人も少なくはありません。
しかし、人と一緒に暮らしている犬では、自由に異性と出会うこともままならず、すでに「自然のまま」の環境で生活していくことはできません。
しかし、手術のメリットはそれだけではなく、性ホルモンに関係する病気や遺伝的な病気の予防、性的なストレスの軽減、問題行動の予防や改善などの効果もあります。繁殖のコントロールだけがメリットではないのですから、「オスだから」ということもあまり関係ないと言えるでしょう。
将来的にも繁殖をする予定がなければ、愛犬の健康のためにも避妊・去勢手術を一考されてみてはいかがでしょうか?
家族の一員である愛犬をどのように育てて暮らしていくかをふまえたうえで、飼い主が慎重に検討し、最善と思う選択をしてください。
メリット |
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・攻撃性が緩和される可能性がある ・前立腺の病気や肛門周囲腺腫の病気の発生率が下がる ・放浪やマーキング、発情期の雌犬に対する過剰な反応などが無くなる ・望まれない子犬の出産が行われなくて済む ・発情が無くなり情期に部屋を汚される事が無くなる ・生殖に関する器官の病気の発生率が下がる |
デメリット |
・身体的苦痛 ・精神的ストレスを強いることになる ・肥満になりやすくなる ・どんな手術であってもリスクがゼロということはあり得ない |